宮崎県「日南駅」の駅舎リニューアルがディスプレイ産業賞の奨励賞、ウッドデザイン賞2020を受賞しました

 当社は、「駅」や「公園」といった公共のデザインを通じて、感じ良いくらし・感じ良い社会を実現し、地域の役に立つことを目指しています。2020年3月31日にリニューアルした宮崎県「日南駅」の駅舎は、“電車を待つだけじゃない、だれもが心地よく過ごせるコミュティスペースとしての駅舎”をテーマに、日南市および地元企業や、株式会社乃村工藝社と連携し、地域の方々が集える場に生まれ変わりました。当社は、本プロジェクトに駅改修に関わる企画立案や地域住民へのヒアリング・ワークショップの実施などの面で協力しました。今回、この駅舎リニューアルがディスプレイ産業賞の奨励賞、ウッドデザイン賞2020を受賞しました。

 ディスプレイ産業賞とは、1969 年に設立し、ディスプレイを通じて生活文化の向上および国土景観の発揚に寄与することを目的とするデザイン賞です。デザイン性だけを重視するのではなく、産業賞という名前にふさわしい、各地域に密接し地域活性化や経済活動に貢献したもの、話題性や新しい技術に優れたもの等も審査基準となる顕彰事業として知られています。第39回目の開催となるディスプレイ産業賞は、応募総数120件の中から、21作品が入賞し、日南駅の改修は、地域に密接し地域活性化に貢献した点が評価され、奨励賞を受賞しました。

 ウッドデザイン賞は、木で暮らしと社会を豊かにするモノ・コトを表彰し、国内外に発信するための顕彰制度です。第6回目となる「ウッドデザイン賞2020」において、日南駅の改修は、木を使って地域や社会を活性化しているものが対象となる「ソーシャルデザイン部門」に入賞しました。