環境への配慮

気候変動への対応

気候変動への対応方針

良品計画は、気候変動に関わる課題を重要なテーマとして捉え、気候変動と生物多様性への影響を軽減するため、事業活動全般における温室効果ガス排出量の把握と削減に取り組んでいます。

2030年までに温室効果ガス排出量(スコープ1, 2)を2020年2月期比で50%削減することを目標として掲げています。脱炭素経営に向けたアクションを着実に進めるため、2030年までに店舗への再生可能エネルギー導入100%、そして自社の店舗設備での太陽光パネル設置100%を目指します。

また、取引先などと協働し、自社の店舗、サプライチェーン、商品使用における温室効果ガス排出量削減への取組み、省エネルギー化の推進、事業活動におけるエネルギー効率の向上に取り組んでいます。

気候変動に関わるリスクと機会

短期(1~3年)リスクと対応策

・自然災害の発生
自然災害などが起きた際の従業員の安全確認に備えた対応を策定しています。
従業員向けにアプリを使用し迅速に安否確認が取れるシステムを導入し、実効性を高めるために、定期的に安否確認訓練や災害時の初期対応のレクチャーを実施しています。
本社では、食料品のローリングストックによる備蓄を実施、また店舗では懐中電灯など災害時必需品の装備等を行っています。
なお、従業員のみならず地域全体での対応策として『日々のくらしの中に備えを組み込む』という考えを基に、「いつものもしも」をテーマにした商品開発やイベント開催を行い、地域の住民と共に防災への意識向上を図っています。

・原材料の供給減による価格高騰、商品供給の不安定等
当社が販売する生活の基本となる商品については、先数週間分の販売予想に対する基準在庫を設定し、当面の間商品供給ができる体制を整えています。

中・長期(3年以上)リスクと対応策

・カーボンプライシングでの温室効果ガス排出の価格上昇
物流センターでは、太陽光発電パネルを設置することで、年間約494トンのCO2を削減し、約72haの広葉樹林整備と同等の効果を想定しています。
また3つのキャンプ場(新潟県津南町、岐阜県高山市、群馬県嬬恋村)を運営し、合計で約70万坪のキャンプ場周辺の森林を天然に近い形で管理・保全しています。

・原材料価格の高騰
「素材の選択」、「工程の点検」、「包装の簡略化」のものづくりの3つ視点を徹底し、生産時に発生する端切れ等の資源を再生して製品化するなど、生産の過程のムダを省き、資源を有効活用する取り組みをすすめています。

取組内容

自然災害リスクへの適応策

台風や洪水など気候変動による自然災害リスクへの適応策として、良品計画本社では食料品のローリングストックによる備蓄を実施、また店舗では懐中電灯など災害時必需品の装備等を行っています。

鳩山センターのソーラーパネルと再生可能エネルギーの導入

鳩山センターのソーラーパネルと再生可能エネルギーの導入

鳩山センターでは屋上に1,400kwhの太陽光発電パネルを設置しております。この太陽光発電パネルでは一般家庭の年間消費電力約228世帯分の電力をまかなうことができます。年間約494トンのCO2を削減し、約72haの広葉樹林整備と同等の効果を想定しています。

また、使用する電力量の約半分の再生可能エネルギー(東京電力のアクアプレミアム※水力100%)を導入しています。

無印良品キャンプ場

無印良品キャンプ場

良品計画が運営する3つのキャンプ場(新潟県津南町、岐阜県高山市、群馬県嬬恋村)では、合計で約70万坪のキャンプ場周辺の森林を管理しています。

また、3つのキャンプ場では、地域の方に講師として参加していただくアウトドア教室の開催やキッズサマーキャンプの開催を通して、自然への理解を深めていただく活動を行っています。

GHG排出量実績 *右にスクロールしてご覧ください

世界共通で利用されている温室効果ガス(GHG)排出量の算定ガイドライン「GHGプロトコル」に準じ、良品計画の温室効果ガス排出量を算定しています。

無印良品を展開している国・地域の実績把握も今後進めてまいります。

単位:t-CO2e 範囲:株式会社良品計画
スコープ 項目 2019年2月期 2020年2月期 2021年8月期
スコープ1(当社直接排出) 店舗 386 538 867
本社・オフィス 128 128 121
物流センター 0 0 0
スコープ1 小計 514 666 988
スコープ2(当社間接排出) 店舗 24,367 22,102 22,254
本社・オフィス 323 407 330
物流センター 4,282 3,898 2,691
スコープ2 小計 28,972 26,407 25,275
合計(スコープ1, 2) 29,486 27,073 26,263
営業収益1億円あたりCO2排出量 12.0 10.1 8.8

※集計範囲は、日本国内の無印良品直営店と自社物流センター、本社ビルほか自社保有施設のGHG排出量を集計しています。
※スコープ1, 2の排出係数:温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度で定める係数を使用しています。

単位:t-CO2e 範囲:株式会社良品計画
スコープ カテゴリ 2020年2月期 2021年8月期
スコープ3 1. 購入した製品・サービス 729,779 704,321
2. 資本財 80,946 26,618
3. スコープ1, 2に含まれない燃料およびエネルギー関連活動 4,293 4,455
4. 上流の輸送、配送 46,003 49,175
5. 事業から出る廃棄物 298 210
6. 出張 2,712 956
7. 雇用者の通勤 2,991 3,386
8. 上流のリース資産(スコープ1, 2に計上) - -
9. 下流の輸送、配送(カテゴリ4に計上) - -
10. 販売した製品の加工(対象外) - -
11. 販売した製品の使用 66,004 64,155
12. 販売した製品の使用者による廃棄 501 591
13. 下流のリース資産(対象外) - -
14. フランチャイズ 3,844 4,062
15. 投資(対象外) - -
スコープ3合計 884,460 857,928

※集計範囲は、日本国内の事業が対象です。
※排出係数:環境省排出原単位データベースやIDEAv2などを使用しています。

エネルギー使用量 *右にスクロールしてご覧ください

範囲:株式会社良品計画
バウンダリ エネルギー使用量 2019年2月期 2020年2月期 2021年8月期
良品計画単体 都市ガス (Sm3) 228,185 234,972 390,502
LPガス (kg) 14,259 11,074 14,656
灯油 (ℓ) 31,298 31,587 17,048
軽油 (ℓ) 1,055 1,355 1,055
揮発油 (ガソリン) (ℓ) 4,037 4,448 3,351
ハイドロフルオロカーボン類 (R-404A) (kg) 4 4 4
温水・冷水 (MJ) 5,386,509 6,410,565 5,526,919
電気 (kWh) 50,378,348 57,733,221 59,392,297
絶滅危惧種をモチーフとしたこどもプリントTシャツ

絶滅危惧種をモチーフとしたこどもプリントTシャツ

「無印良品キャンプ場で出会える生きもの」をモチーフにしてきたこども用のプリントTシャツに、新しく、「絶滅の恐れがある生きもの」のシリーズを追加しました。売上金の一部をIUCN-J(国際自然保護連合日本委員会)に寄付しています。こどもたちがTシャツを着ることが、モチーフとなる生きものの保護活動に繋がると同時に、生きものたちの置かれている状況に興味を抱くきっかけとなることを期待しています。

北海道発祥の「木育」の活動の活性化(無印良品 シエスタハコダテ)

北海道発祥の「木育」の活動の活性化(無印良品 シエスタハコダテ)

北海道渡島総合振興局と無印良品 シエスタハコダテは、北海道発祥の「木育」の活動の活性化に向けて、官民協働により相互に連携・協力しながら、木育推進の普及に係わるタイアップ事業に取り組んでいます。2016年4月のオープン以来、毎月ワークショップや植樹等「木育」に関するイベントを行い、「木育」の理解醸成を図ってきました。また「木育」の取り組みに賛同する関係機関との連携も強化しています。

情報開示

良品計画は、気候変動への対応を確実に実行し、環境パフォーマンスの向上に取り組むとともに、ホームページなどを通じて積極的に情報を開示することにより、社会からの信頼向上に努めています。

環境パフォーマンスに関する情報開示については、東京都環境局へ提出している「地球温暖化対策報告書」などの設問書に回答しています。