「商い」を通じて社会に貢献する

食の顧客責任

基本方針

良品計画は、食を通じて「感じ良い暮らしと社会」の提供を目指しています。安全・安心はもちろん、地域や生活スタイルの変化に合わせ、健康や栄養バランスにも配慮した食品を企画・製造し、食の楽しさとおいしさをお届けします。

また、商品の企画から、製造工場の選定および製造、販売まで、お客様視点でものづくりを行い、お客様からのご意見に耳を傾け、適切に情報をお届けすることで、お客様への責任を果たしていきます。

目標

良品計画は、食の安全と安心を守るために品質管理を徹底します。

また、多様な地域、ライフスタイル、志向に合わせ、栄養バランスへの配慮と素材を生かしたものづくりを推進し、豊かな食のライフスタイルの実現を目指します。

取り組み

1|商品の安全

良品計画は、法令を遵守した上で「良品基準」という自社基準を設定し、使用する食品添加物の決定や賞味期限の設定を行っています。また、食品添加物は、食材選定や加工・包装方法を工夫することで低減に努めています。

新商品の発売前に「良品基準」に則り、賞味期間まで安全に品質を維持できる仕様・形態になっているか、お客様にとって調理工程はわかりやすいかなどを実際に検証することで品質管理の徹底を行っています。

また、外食、中食で提供する食品も「良品基準」に準拠しています。

2|製造工場の品質管理

良品計画の製造委託先工場は、Codex HACCP、ISO22000、FSSC22000等の食品安全国際規格を参照して作成した、独自の「工場評価調査表」に基づき監査し、合格した認定工場のみに製造を委託しています。定期的な立ち入り検査などを通じて、継続的な安全を確保し、品質向上に努めています。

3|商品販売後の改善活動

商品に関する店舗での気づきやお客様からの問い合わせ、不良、苦情などの情報は、社内の専用システムにより、情報を集約し社内で迅速に共有しています。いただいた商品評価は次の商品開発に反映させています。

4|責任あるマーケティング

良品計画は、商品パッケージや広告の表示において、JAS法、食品衛生法および食品表示法、景品表示法、公正競争規約などの法令を遵守し、適切で誤解を招かない表現・表示に努めています。

また、人種、性別、年齢などに関係なく、すべてのお客様への配慮を欠かさず、差別的な表現を用いません。商品パッケージは中身との差が出ないよう配慮し、商品名や商品コピーは、平易な言葉を用い過剰な表現は使用しません。

お客様が商品を選択する際により分かりやすい表記を心掛け、カレーの辛さやノンカフェインなどは、アイコンを用いています。

5|社内教育

良品計画では、法令遵守及び良品基準の徹底を目的として店舗スタッフを対象とした「食品表示研修」「テイスティングアドバイザー講習会」等を実施し、食品表示検定の受験奨励など、食品表示への理解を深めています。また、2022年に消費者庁より公表された「食品添加物の不使用表示に関するガイドライン」に関しても社内説明会を実施し、お客様に誤解を与えない表示に努めています。

6|健康に配慮した食品の開発

良品計画では、健康的な食事を手軽にという要望にお応えして、野菜とたんぱく質が手軽に取れる冷凍食品「ミールキット」を開発しました。また、生活習慣病の増加に伴い関心が高まっている糖質とたんぱく質に関しては、1食あたり「糖質10g以下」シリーズや「高たんぱく」シリーズといった商品を展開しています。

さらに、カフェインに対する感受性が高いお子様や影響が大きいとされる妊娠中の方などに配慮した、ノンカフェインの飲料商品を開発するなど、様々なお客様のライフスタイルや健康寿命の延伸に配慮して商品開発を行っています。

7|植物性原料を主体とした商品の開発

食の多様化や健康意識の高まり、環境負荷の低減などを考慮し、良品計画では、大豆ミートなどの代替食品を使用したレトルト食品や、肉、卵を使用しないカレーなど、植物性原料を主体とした商品の開発を継続的に行っています。