「ともに育つ公園」づくり、本格始動~区内2公園のリニューアルオープンとパークトラックの試運転開始~

豊島区(区長:高野之夫)と株式会社良品計画(本社:東京都豊島区/代表取締役社長 松﨑 曉)は、2017年11月にまちづくりに関するパートナーシップ協定を締結し、おもに区内の中小公園を対象に、マルシェ開催や定期的な地域との意見交換の場づくり等を通じてコミュニティ再生を目指した協働プロジェクトをすすめています。このたび、地域住民と協働での公園づくりを目指し、西巣鴨二丁目公園(西巣鴨2-27-7 区民ひろば西巣鴨第一隣)および上り屋敷公園(西池袋2-14-2)にて公園内の設備リニューアルと新たな公園活用に向けた試みを開始します。

同区内には大規模な都市公園がなく、区民ひとり当たりの公園面積は23区中最低である一方、小規模な公園・児童遊園が多数あり、面積当たりの公園数では23区でもトップクラスに入ります。そうした小規模公園は十分に活用されておらず、地域住民のニーズにもマッチしていない現状から、豊島区と良品計画では、両者で構成されるプロジェクトチームを組み、公園の現地調査や地域住民との意見交換などの対話の場を持ち、公園の未来の姿についてアイデアを出し合ってきました。

今回対象となった2公園では、公園内の環境改善を目指した設備リニューアルと、利用者同士の交流や新たな活用を目指した試みとして、移動車両(パークトラック)の試運転を開始します。環境整備では、これまでの調査や意見交換等を反映しながら、利用者の多様なニーズに対応すべく、公園内の既存設備や空間を活かした最小限のハード整備を行いました。また、ハードを補完する位置づけで、ダイハツ工業株式会社の協⼒によりパークトラックを開発しました。パークトラックは、モビリティの特性を活かし、コーヒーなどのドリンクやパンなどの軽食、図書館の本などを搭載し、複数の公園を訪問する予定で、地域内の事業者や大学、福祉施設との連携も視野に入れています。

「ともに育つ公園」づくり ○○できない公園から○○できる公園へ

さらに、禁止事項の多い公園において、バラバラにある禁止看板を極力減らし、共通サインをつくる計画も進んでいます。「禁止ではなく、できるを伝えるサイン」として、公園の利用者や地域との話し合いによって、公園内で可能な活動内容(○○できる項目)を増やしていけるデザインとなっており、今後区内の公園に順次展開していく予定です。

また、本プロジェクトは良品計画が運営するサイト「ローカルニッポン」(https://localnippon.muji.com/)と、区の情報発信サイト「としまscope」(https://toshima-scope.city/)とのコンテンツ連携により発信していく予定です。

報道関係の方のお問い合わせ
株式会社良品計画 経営企画部 広報課rk-pr@muji.co.jp
以上