寄付・支援

2025年9月、良品計画はデジタルサービスを通じて、「感じ良い暮らしと社会」を実現するべく、無印良品の会員プログラムを「MUJI GOOD PROGRAM」 にリニューアルしました。買い物や情報閲覧など、日常の行動を社会貢献につなげる仕組みをデジタルで実現し、誰もが自然に“良い行動”を選べる世界を目指しています。
MUJI GOOD PROGRAMは、無印良品のサービスのご利用に連動したポイントプログラムです。買い物や記事閲覧、レビュー投稿などでポイントがたまり、そのポイントを買い物だけでなく、寄付にも使うことができます。特に特徴的なのは「1ポイントから寄付できる」という仕組み。寄付を特別なものではなく、日常の延長にある自然な選択にすることで、社会貢献のハードルを下げています。

アプリを単なる購買ツールではなく、くらしの基本を支えるプラットフォームだと考え、MUJI GOOD PROGRAMを設計しています。記事を読む、レビューを書く、SNSでシェアする――こうしたお客さまの日常的な行動が循環して、社会に良いインパクトを生み出します。買い物の前後に地域の防災情報や食の安全に関する記事を閲覧できるなど、知ることがそのまま“良い行動”につながります。
また、不要になった無印良品の衣料品やプラスチック製品を回収する資源循環活動に参加することや、レジ袋を辞退しマイバッグを利用することでも、ポイントがたまります。
MUJI GOOD PROGRAMでは、「自分にも、誰かにも、社会にもいいこと」をコンセプトに、店舗とオンラインの垣根を超え、日常の行動と社会貢献を循環させることを目指します。
寄付は、良品計画の重要課題(マテリアリティ)に沿った4つの領域、1.防災・緊急人道支援、2.食と健康・いのちの支え、3.地域と未来づくり、4.暮らしと文化の支え、をテーマに実施します。例えば、防災分野では災害時の緊急支援を行う団体、健康分野では乳がんに関する啓発団体に寄付することができます。 また法令遵守や透明性、公正性を確保するためのチェックリストを設けるなど、厳正なプロセスを経て選定しています。
9月のMUJI GOOD PROGRAMの開始から11月12日時点において、累計寄付会員数は2,700人を超えました。これは無印良品のネットストアにおける従来の募金の仕組み「無印良品の募金券」での、1年間の累計寄付人数の約9倍にあたります。お客さまからは「買い物のついでに社会貢献できるのが誇らしい」という声も寄せられています。

MUJI GOOD PROGRAMは、単なるポイント制度にとどまりません。今後、地域活動との連携を深め、自治体やNPOと生活者をつなぐハブとして進化させたいと考えています。アプリを通じて地域イベント情報や寄付先の活動報告を閲覧できる仕組みも検討中です。「良い行動の循環」を、無印良品の中だけでなく、地域や社会へ広げていく。その未来図には、地元の商店やイベントなど、くらしを支える多様な活動も含まれています。
MUJI GOOD PROGRAMは、良品計画が目指す「感じ良い暮らしと社会」を誰もが参加できる形にした取り組みです。あなたの選択が誰かの笑顔につながる世界を、一緒に育てていきませんか?