フランス、タイ、ベトナムに無印良品の旗艦店を出店

　無印良品を展開する株式会社良品計画（東京都文京区／代表取締役社長 清水 智）グループは、フランス、タイ、ベトナム各国へ無印良品の旗艦店を出店することをお知らせします｡

　良品計画は、「感じ良い暮らしと社会」の実現に向けて日常生活の基本を支えることを目指し、日々の暮らしを豊かにする商品を提供しています。無印良品の店舗数は、2025年8月末時点で1,474店舗※となっており、うち国内が717店舗、海外が757店舗と、国内外に展開を拡げています。
　今回、パリで欧州初の旗艦店を出店することにより、欧州での出店を再開し、再成長への足掛かりとします。また、バンコク、ホーチミンと東南アジアでもショッピングの中心地へ旗艦店を出店することにより、アジア全域での更なる成長を目指します。これら旗艦店の出店により、各国での「MUJI 無印良品」のブランド認知向上と既存店の収益と利益改善の強化を図ってまいります。

　欧州では、1991年にロンドンに欧州初の店舗を出店し、1998年にパリに1号店を開店するなど、現在では9カ国に32店舗を展開しています。今回、経済的・文化的に欧州の中心地と言えるパリにおいて、最も人通りが多いといわれているリボリ通りに来年の秋冬頃を目途に、新たな旗艦店をオープンします。店舗面積は、欧州最大規模の600坪で、同店舗の出店により欧州における無印良品の認知を確かなものとし、事業成長への起点としたいと考えています。

　タイでは2006年、バンコクの百貨店「セントラル・チットロム」にて、「MUJI Central Chidlom」をタイ初の店舗としてオープンしました。以降、地元企業や地域コミュニティとの協業、タイ産素材を使った現地商品開発なども積極的に実施し、現在では39店舗を展開しています。このようなタイでのビジネスが評価され、MUJI Retail（Thailand）Co., Ltd.は、アジア太平洋地域の小売業界においてビジネス、技術、卓越性などの分野で優れた業績を上げた企業を表彰する「Retail Asia Awards 2025」にて「ブランド・ストア・オブ・ザ・イヤー賞（タイ）」を受賞しました。
　今回新たにオープンする旗艦店が入る「セントラルワールド」は、バンコクの中心的商業施設であり、タイ国内外から日常のお買い物をするお客さまや観光客が集まる施設です。東南アジア最大の988坪の売場面積を生かした商品ラインナップにより、無印良品の世界観をタイをはじめとする東南アジア全体へ発信し、想起される存在になることを目指していきます。

　ベトナムでは、2020年11月にホーチミンに1号店として今回旗艦店をオープンする同じ商業施設で開業し、現在では17店舗を展開しています。1号店のオープン5周年にあたる本年、東南アジア最大規模の旗艦店として拡張改装を行います。ベトナムにおける中心街の店舗を旗艦店としてリニューアルオープンすることで、ベトナム全土、東南アジア全域への情報発信拠点としても展開していきます。ベトナムには、良品計画の生産管理拠点もあり、生産地としての強みを生かし、現地の生活様式や文化に根差した開発商品の展開拡大を通じて、現地の生活者の役に立つ存在になることを目指していきます。

　良品計画は、今後も無印良品のグローバル展開を加速させていきます。

※店舗数は、ライセンスドストア、カフェミールおよびイデーを含む。

■フランスの旗艦店について

・オープン予定：2026年秋～冬頃
・場所：パリ市リボリ通り
・店舗特長：600坪を超える欧州最大規模の売場面積、欧州としては最大規模の品揃えとなり、無印良品の世界観を体現しながら、パリの文化に溶け込む内装を計画しています。