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> 平成11年2月期 中間決算概要
当中間期及び通期の業績の概況
当上半期は消費マインドがさらに冷え込み、小売業界におきましてはさらに厳しい経営環境が続いておりますが、当社は、「無印良品近鉄パッセ」(3月11日愛知県)をはじめ11店舗を開店し、「無印良品柏ステーションモール」(3月5日千葉県)を増床するとともに、「無印良品一番町」(4月12日宮城県)ほか4店舗を閉鎖するなど、昨年に引き続き店舗の大型化および標準化による効率化を図るため、店舗のスクラップ&ビルドを積極的に推し進めました。
平成10年8月31日現在248店舗(うち直営店は65店舗)総売場面積は95,498m
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、(うち直営店は39,736m
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)1店当たりの平均売場面 積は385m2(うち直営店は611m
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)にまで拡大致しました。
一方英国におきましても、ホワイトリーズ、ロングエーカー(ともにロンドン)の2店舗を開店し、7店舗となりました。
店舗の大型化・顧客層拡大に対応して衣服雑貨部門では、トドラー・マタニティ商品やビジネス対応のパターンオーダーシャツ、生活雑貨部門では寝装・インテリア商品のサイズの拡充や通 話先限定PHS、食品ではカート缶ドリンクやチアパックドリンクなどの開発商品が顧客の着実な支持を得て、売上高は前年同期に比べ、衣服雑貨部門では147.5%、生活雑貨部門では125.0%、食品部門では113.3%、全社合計では130.1%拡大いたしました。
衣服雑貨部門の売上構成比が30.8%から34.9%へ4.1ポイント上昇したことから、売上高総利益率は38.4%と0.3ポイント改善が進みました。
前期末(平成10年2月28日)76億71百万円ありました商品在庫につきましては、既存店の在庫内容の改善、センター備蓄商品の回転率の改善により、在庫を増やすことなく、直営店11店舗(売場面 積7,775m
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)を出店し、74億66百万円まで圧縮いたしました。
さらに当上半期は円安にもかかわらず、8月22日からは世界のベストソースからの調達と経費の削減によりまして、114品目の価格引き下げ(7回目延べ1,279品目)を実施いたしました。
また製造小売業へ向け、販売動向に合わせた商品の生産・在庫コントロール力の強化を図るため、中国広東省 珠海市に子会社を設立し、4月から物流センター(約9,500m
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)が稼働をはじめました。
これらの結果、上半期の営業収益は455億8百万円(前年同期比129.9%)、経常利益は44億18百万円(同130.6%)、中間利益は21億33百万円(同127.4%)となりました。
当期の中間配当につきましては、1株につき22円とさせていただきました。
今後につきましても、引き続き店舗の大型化・標準化による効率化および自社物流体制の構築(9月神戸センター約27,500m
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、12月浦安センター約32,900m
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) によりオペーレーションコストの引き下げを推進し、顧客に支持される商品開発・店舗運営サービスに努め、企業体質の強化を図ってまいります。
さらに欧州におきましても、今秋新たに英国(マンチェスター)・フランス(パリ)に出店を予定いたしております。
通期の業績につきましては、営業収益は897億9百万円(前年同期比122.8%)、経常利益は87億8百万円(同123.9%)、当期利益は42億4百万円 (同121.7%)を見込んでおります。
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